フォトエディタの使い方
|
|
2002/5/22
|
|
関連ページ:プリントスクリーン(PtrSc)の使い方 | |
ここではOffice97/Office2000に付属しているPhotoEditorについて説明します。ワードを使っている人でもインストールの仕方によってはCDの中に眠ったままになっています。まだの方は下記の方法でインストールして下さい。所有率が高いので共通の画像処理ソフトとして使用しているパソコン教室も多いのではないかと思います。 使い方はインターネット上に多数ありますので、そちらを参照して頂くとして、ここでは画像処理のポイントとワードで使用する上での注意点を重点的に書く事にします。 |
|
インストール方法 | |
(1) CDを入れるとセットアッププログラムが自動起動します。 (自動起動しない場合は、スタートボタンを右クリックして、エクスプローラを起動し、CD−ROMドライブ内のSETUP.EXEをダブルクリックします) (2)「機能の追加、削除」で、「Office Tool」の中の「PhotoEditor」を選択し、「マイコンピュータから実行」−「完了」 (3)「スタート」−「プログラム」−「MicrosoftOfficeツール」−「PhotoEditor」で起動します。 |
|
使用法 | |
まとめ直したものを別なサイトに置いてありますので、そちらを参照してください。 | |
●フォトエディタの使い方T ●フォトエディタの使い方U ●フォトエディタの使い方V ●画像のサイズ変更と解像度 |
|
使い方のポイント | |
(1)画像のサイズ |
|
上図は解像度(プロパティの中)300dpiの時です。 | |
●ポイント ◎画像をフォトエディタで印刷するときは単位を「センチ」にします。(解像度は可能な限り大きく) ◎画像をEメールの中に入れて送るときは単位を「ピクセル」にします。 |
|
(例1)ハガキサイズ(100×148)一杯に印刷。 高さを「10センチ」にして見ます。その時、幅は「13.33センチ」となり、「14.8センチ」になってくれません。 ハガキサイズの比1:1.48になるよう、高さをカットします。 |
|
10.83/1.48=7.32 「イメージ/トリミング」を選択し、「切り落とし」の「下」を7.32にします。この方法では画像の下側が切り落とされますが、上下少しずつ切り落としたいときは「上」:0.4、「下」:7.72等と入れます。 なお「コーナーサイズ」0.40は「スタイル」を「丸」にしたとき、有効になります。角に丸みを付けたいとき使用します。 印刷画面でハガキサイズを選択し、「縦横の比率」とか「ページ幅に合わせる」等のオプションで最終調整をします。 |
|
(例2)Eメールの中にいれて送る | |
このままメールの中に入れると画像が大きすぎて大変なことになります。何故ならモニター画面をはみ出してしまうからです。そこで適当な大きさにサイズ変更します。
|
|
次は画像の保存です。 「名前を付けて保存」でオプションを選択します。 初期設定では圧縮の指定が90と高画質になっております。これを60〜80位に変更します。 通常は60でも画質の大きな変化はないハズ。ADSL環境が揃っていない場合が多いことを考慮して、通信速度優先に設定するのが良いでしょう。圧縮率を変化させて画質とサイズ(KB)の関係を実験して見て下さい。 400×300だとこれで20KB前後になります。 |
|
60だと13KBになりました。
|
|
(2)ワードの中で使う | |
ワードの中ではテキストボックスが一番使いやすい。何故なら大きな画像でもテキストボックス枠サイズに自動縮小拡大してくれるからです。下図のように適当なテキストボックスを作り、この中にコピー/ペーストしてやります。 | |
(3)背景色のある中で使う | |
jpeg形式は透明に出来ません。従って下図の様に白い部分が残ってしまいます。背景色が同じ色ならいいのですが、そうでないときはgif形式にして白い部分を透明にする必要があります。 | gif形式で保存した後、ツールボックスのアイコン「透過色に変更」をクリックします。そしてポインタを白い部分でクリックします。すると「透過色に変更」と出ますので、そのまま「OK」をクリックします。 その画像をコピー、ワードの中にペーストすると、白い部分が透明となり、透けて見えます。 |
問題点:gif形式は256色です。写真(jpeg)からgifにすると大抵の場合、画質が落ちます。 | |
2002/6/9
|
|
(4)画像の効果 |
|
(A)画質補正系 | |
【シャープネス】(sharpness) 「効果/シャープネス」 をクリックします。 隣接するピクセルとの対照をよりはっきりさせることで画像をはっきりさせます (ピンボケ直し)。 |
|
【ソフトネス】(softness) 「効果」→「ソフトネス」をクリックします。 隣接するピクセルとのエッジをブレンドすることにより画像を柔らかくさせます(ピンボケ気味効果)。 |
|
【ネガ】(negative) 「効果」→「ネガ」をクリックします。 元の画像の実物と明暗が逆になっている画像(陰画)を作ります。 |
|
【ノイズ除去】(despeckle) 「効果」→「ノイズ除去」をクリックします。 画像から不必要な斑点やノイズを取り除きます。 |
|
【ポスタリゼーション】(posterization) 「効果」→「ポスタリゼーション」をクリックします。 与えられた色数で使われているbpp(1ピクセル当たりのビット数)を減らします(画像の色数を減らす)。 |
|
【エッジ】(edge enhance) 「効果」→「エッジ」をクリックします。 画像にエッジを付け、細部を際だたせます。 |
|
(B)アート系 | |
【チョーク/チャコール】(chalk/charcoal) 「効果」→「チョーク/チャコール」をクリックします。 白と黒の木炭デッサン風にします。 |
|
【エンボス】(emboss) 「効果」→「エンボス」をクリックします。 画像に3次元の影(浮き彫り風)を作り出します。 |
|
【グラフィックペン】(graphic pen) 「効果」→「エンボス」をクリックします。 画像をペン画風にします。 |
|
【ノートペーパー】(notepaper) 「効果」→「ノートペーパー」をクリックします。 画像を型押し紙風にします。 |
|
【ウォーターカラー】(water color) 「効果」→「ウォーターカラー」をクリックします。 上から水をかけたような感じ(水彩画風)にします。 |
|
【ステンド グラス】(stained glass) 「効果」→「ステンド グラス」をクリックします。 模様や絵を表した板ガラス風(ステンドグラス風)にします。 |
|
【スタンプ】(stamp) 「効果」→「スタンプ」をクリックします。 画像をスタンプで押したような白黒にします。 |
|
【テクスチャ】(texture) 「効果」→「テクスチャ」をクリックします。 画像に様々な地模様をつけます。 |
|
(5)文字を入れる | |
photo editorには作図機能がありませんので、文字を入れたいときはペイント(windows付属)等のソフトを使用します。phto editorでコピー、ペイントで貼り付けをしてから文字ツールを使用すると文字を入れることができます。 | |
(6)印刷時のトラブル(Microsoft Photo Editor 2000) 2003/2/23追記 | |
ハガキサイズに設定したのにプレビュー画面一杯に表示されない時はレジストリ情報が損傷している場合が多いようです。 それにサイズの所がセンチに成らずピクセルになったりします。 |
|
■対策法 □設定方法(マイクロソフトサイトより引用) (1)WordMail を使用している場合は、電子メールソフトを終了して WordMail を終了し、同時に起動している Word 2000 すべても終了して Word 2000 のすべてのインスタンスを終了します。 (2)Windows の [スタート] メニューから [ファイル名を指定して実行] をクリックします。 (3)[名前] ボックスに "regedit" と入力し [OK] をクリックします。 (4)HKEY_CURRENT_USER をクリックし、以下のレジストリ キーまで移動します。 (5)HKey_Current_User\Software\Microsoft\Photo Editor\3.0\File Options File Options キーをクリックして選択します。 (6)[レジストリ] メニューの [レジストリ ファイルの書き出し] をクリックし、任意のファイル名を入力し、[保存] をクリックします。このとき、デスクトップ上に保存すると、レジストリ キーが書き出されたことを確認することが容易です。 (7)[編集] メニューの [削除] をクリックします。 (8)HKEY_CURRENT_USER をクリックし、以下のレジストリ キーまで移動します。 HKey_Current_User\Software\Microsoft\Photo Editor\3.0\Microsoft Photo Editor Microsoft Photo Editor キーをクリックして選択します。 (9)[レジストリ] メニューの [レジストリ ファイルの書き出し] をクリックし、任意のファイル名を入力し、[保存] をクリックします。このとき、デスクトップ上に保存すると、レジストリ キーが書き出されたことを確認することが容易です。 (10)[編集] メニューの [削除] をクリックします。 (11)レジストリ エディタを閉じます。 現象が再現されるか確認します。 |
|
レジストリキーを削除したら、画面一杯に表示されるようになりました。 印刷サイズは「ハガキ」に設定しています。 |
|