ワード実践ノウハウ集
2002/7/3
(5)ワードの文章構造…レイヤーを理解する

5-1 ワードのレイヤー
ワードの文書は次のように4層から成り立っています。ワードを起動したとき先ず目にするのが、テキスト(本文)領域のレイヤーです。その後、テキストボックスやオートシェイブを使ってレイアウトしていくと順次レイヤー1の面に配置されます。そうするとあるオートシェイブの影に隠れて、目的とする文字などが見えなくなったりするので、配置替えが必要になって来ます。それで「移動」や「折り返しの種類と配置」などの機能を使って思い通りのレイアウトを実現して行きます。

レイヤー1だけに配置されたものだけを扱うときは簡単です。好きなようにベタベタと貼り付けて行けばレイアウトは完成します。実際、このレイヤー1だけで文書を作っている人もいます。変な動きが無いので、安定して文書を作成できます。このやり方はホームページ・ビルダーの「どこでも配置モード」に似ています。
所がそれにレイヤー2が絡んでくると、複雑に成ってきます。レイヤー1のオブジェクトからレイヤー2のオブジェクトに制御命令を出すわけですから、いろいろな組み合わせ方があります。これがなかなか思い通りにならない理由です。

オブジェクトの属性(プロパティ)に「塗りつぶしなし」と言うのがあります。そうすると透かして下のオブジェクトを見ることになります。いろいろ形を想像して見て下さい。想像できたらその機能がどこにあるのかです。これらの考え方が分かると他のソフトに乗り換えても理解が速くなります。今度はこの機能はあるのかなと言う見方が出来るようになるからです。つまり予測が出来るようになります。

 
 
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