
(7)逆光の風景写真はどう撮ったらいいの?
風景を写す場合、空の状態によって青色になったり白っぽくなったりします。どう写るかは液晶モニターで確認できますので、空の色に注意を払うことが重要です。
(a)普通に写して問題の出ない被写体(AUTOでOK)
下の写真のように雲ひとつ無い青空下で写す場合は問題なく綺麗に撮れます。なぜそうなのかを少し理論的に説明する為に、青空のカラー値をPixiaで確認して見ます。(Pixiaの使い方)
・青空左側のカラー番号は赤88、緑158、青228

・
青空右側のカラー番号は赤168、緑219、青255

快晴ですから木には十分な光が当たり全体的に明るい被写体です。写真右側の所が白っぽくなっているので、この辺りが一番明度が高くなります。
このような明度差の少ない被写体の場合はオートでも綺麗に写ります。もし空に雲があったり、霞んでいる場合はやっかいなのです。
(b)
逆光で被写体が影になっている場合
AUTOで普通に写した時は建物に露出が合うので、空は露出オーバーとなり白っぽくなってしまいます。
白は赤255、緑255、青255ですから下のデータより白と言っていい位です。
空のカラー番号は赤253、緑253、青254

下の写真は空の部分が多くなるよう構図を変更してからシャッターを半押しにし空に色が付いたら半押しのまま構図を変更してからシャッターを切ったものです。空に露出が合っているわけですから当然建物は暗く写ってしまいます。
空の
カラー番号は赤130、緑199、青255

撮影後の補整を考えた時、空が真っ白の時の方が簡単に済みます。
その補整の仕方は「Picasa2の使い方/失敗露出をグラデーションで補整」を参考にして下さい。
Picasa2で補整した写真



(8)セルフタイマーと三脚や一脚を使って高い位置から写す

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