部屋の中に99年6月購入に購入したエプソンのEndeavor AT-550Lが眠っている。
AT-550Lは小型のデスクトップパソコン。メインメモリから1MB、2MB、4MBの何れかを割り当てて利用できる。赤外線インターフェイスが標準装備。当時の通信はRS-232端子を使ったモデムとかISDNの時代だが、将来を見越してLAN(10BASE-T/100BASE-TX対応)機能付きを購入した。価格は17インチのモニター付きで115,000円くらいだった。
主なスペックは次のとおりだが、あとになってメモリを192MBにした。これでかなり快適になった。(2012/2/10)
CPU K6/300
チップセット SiS5598(ビデオ機能内蔵)
メモリ SDRAM 64MB
HDD 4GB
CD-ROM 最大24倍速
サイズ 88×355×285mm
バラしてみようと思い、マニュアルを見た。背面のスクリュー2個を外して、天面のカバーを引くだけで取り外せると書いてあった。
しかし、長年そのままにして置くと、天板接触面の動きが悪くなって簡単に取り外せなくなっていた。
そこで、ペンチを取り出し、背面からカバーをこじ開けるように引っ張ったら少し動いた。
更にカバーを引いた所で上の方に持ち上げたら、カバーが外れた。やれやれである。
ファン回りにゴミが付いていたので、気持ち程度にきれいにした。これでまた元に戻したが、次もまた苦労しそうである。
AT-550Lに付属のドライバー用フロッピィディスクはもう無く、ドライバー類は全てハードディスクに保存してあった。それをCD-RWに焼いて、使おうと考えた。
焼きに使うソフトはEndeavor Dimension 9200Cに付属していたRoxio Creator DE。この中のデータ ディスクを使った。焼かれたCD-RWのプロパティを見ると、フォーマットはCDFSとあった。これだとWijndows 98で読み込める。

メーカーにあるAT-550L用のソフトウェア一
Windows 98のセットアップが終って、インターネットに接続すると必要になるのがIEのアップグレードとFLASH。ブラウザはWindows 98で動作可能なIE6SP1に。FLASHはFlash Player9をAbobeサイトのアーカイブからダウンロード。
UbuntuでWindows 98をバーチャルマシンとしてインストールしたとき分かったのだが、Windows 98FE USB Mass Storage Device Driversをインストールすると、windows 98専用のドライバーが無くても、USBメモリをWindos XP~のように使える。
準備が出来た所でWindows 98のインストール開始だが、最初に最初にやるべき事はFDISKでハードディスクのフォーマットである。
(01)Windows98のCDを入れて、電源オン。
(02)「Microsoft Windows 98 Startup Menu」 が表示された。
2.と3.の違いはWindows98CD内のファイルを使用するかどうかで使い分ける。formatコマンドはCD内のwin98フォルダにあるので、 [2. Start computer with CD-ROM support] を選択した(2を入力して Enter )。

(03)「キーボードのタイプを判定します。」ではキーボードの「半角/全角漢字」を押した。

(04)コマンド プロンプト A:\> で fdisk と入力して Enter キーを押した。

(05)AT-550Lはハード ディスクが 512 MB を超えているので、以下のメッセージが表示された。
FAT32 ファイル システムを使用するので、「Y」 を押してから Enter キーを押した。
512 MB 以上のディスクがあります。このバージョンの Windows では、大容量のディスクのサポートが強化され、ディスク領域を有効に使えるようになりました。2
    GB 以上のドライブを 1 つのドライブとしてフォーマットできます。重要 : 大容量ディスクのサポートを使用可能にして、このディスクに新しいドライブを作成した場合、ほかのオペレーティング システムを使ってこの新しいドライブにアクセスすることはできません (Windows 95 と Windows NT の特定のバージョン、以前のバージョンの Windows と MS-DOS を含む)。また、FAT32ファイル システム用に設計されていないディスク ユーティリティは、正常に動作しません。このディスクでほかのオペレーティング システムや以前のディスクユーティリティにアクセスする必要がある場合、大容量ドライブのサポートは使用しないでください。    大容量ディスクのサポートを使用可能にしますか (Y/N).............?[Y]
(06)fdisk の [オプション] メニュー。最初は1.をやろうとしたが、ハードディスクには同じwindows98 OSが入っているので、ダメと言うメッセージが出たので、「3.領域またが論理MS-DOSドライブを削除」からやることにした。
1. MS-DOS 領域または論理 MS-DOS ドライブを作成  2. アクティブな領域を設定   3. 領域または論理 MS-DOS ドライブを削除   4. 領域情報を表示
(07)「MS-DOS 領域または論理 MS-DOS ドライブを削除と出たので「1.基本MS-DOS領域を削除」にしてEnter。
MS-DOS 領域または論理 MS-DOS ドライブを削除
現在のハードディスク;1
次のうちからどれか選んでください
1. 基本MS-DOS領域を削除
2. 拡張MS-DOS領域を削除
3. 拡張MS-DOS領域内の論理MS-DOSドライブを削除
4. 非MS-DOS領域を削除
どれか選んでください。[ ]
なお、このパソコンはワンドライブなので「5. 現在のハード ディスク ドライブを変更」は表示されなかった。
(08)基本MS-DOS領域を削除
「注意!削除した基本MS-DOS領域のデータはなくなります。どの基本領域を削除しますか・・・・・・・・?」と来たが、一つしか無いのでそのままEnter。

(09)MS-DOS 領域または論理MS-DOSドライブを作成
ドライブを削除したので、今度は「1.基本MS-DOS領域を作成」から。

(10)「基本MS-DOS領域を作成 現在のハードディスク:1 ドライブをチェックしています。」が終わり、次の画面になったので[Y]にしたら、再び、「ドライブをチェックしています」が出た。
基本 MS-DOS 領域を作成
現在のハードディスク:1
基本 MS-DOS 領域に最大サイズを割り当てますか
(同時にその領域をアクティブにします) (Y/N)・・・・・・[Y]

(11)「変更を有効にするには、コンピュータを再起動してください。変更または作成したドライブは、すべて再起動後にフォーマットする必要があります。再起動する前にWindowsを終了してください。」が出たが、Windowsは起動していないので、そのままESCを押して、FDISKを終了させた。

(12)Dドライブに変更後、チェンジ ドライブ コマンドCDを使って cd win98 と入力した。

(13)フォーマットすべきD:\WIN98>のあとに format c: と打った。注意が出たが、そのまま[Y]を入力。
注意 : ドライブ C の ハード ディスクのデータはすべてなくなります。 フォーマットしますか (Y/N)?
(14)「フォーマット中、ファイルアロケーション テーブルに書き込み中、空き領域を計算」が終って、オプション機能である「ボリュームラベル」を入力してください。」と来たが、必要がないので、Enterキーを押してフォーマットを終了させた。
ボリューム ラベルを入力してください。半角で 11 文字、全角で 5 文字以内、必要がない場合は Enter キーを押してください。
 
 
 
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