●はじめにインターネット上(Vector,窓の杜など)でフリーソフトをダウンロードした時、***.lzhとか***.zipというファイル名になっていることがあります。これはそのまま実行しても意味の無いものです。と言うのは、このような種類のファイルは一般に「圧縮ファイル」または「書庫ファイル」と呼ばれ、専用のソフトを使って元の形に戻す(展開・解凍)必要があるのです。 「何故このような面倒な事を?」と、疑問を持つ人もいる事でしょう。 元々「ファイルの圧縮・解凍」という概念は、パソコン通信の世界で普及したものです。 (参考) ファイルの圧縮を行うと、そのままでは使用できない形になる代わりに、ファイルサイズを小さくすることができます。 MS-DOS時代の圧縮・解凍ソフトとして、吉崎栄泰(よしざき はるやす)さんのLHAと言うのが非常に有名でした。 ●アーカイバー(archiver)アーカイバーとは、複数ファイルをひとつにまとめたり、復元したりするプログラムです。 このとき単にファイルをまとめるだけでなく、データ圧縮機能を持つものが一般的である。 ●圧縮アーカイバーを使って、元のファイルが1Mバイトあったものを、500キロバイトなどに小さくして保存することを「圧縮」といいます。実際にファイルを圧縮するための方式は、LHA・ZIP・TAR・ISH・CABなど、いろいろなものがありますが、Windowsの世界では、LHA、ZIP、CABなどが一般的です。ちなみに、圧縮したファイルのことを「書庫ファイル」とか「圧縮ファイル」といいます。 ●展開(解凍)アーカイバーを使って圧縮された書庫ファイルを、元の状態に戻すことを「展開」、または「解凍」と呼びます。書庫ファイルを展開するには、圧縮に使ったのと同じ方式にタイプしているアーカイバーが必要です。しかし、それではアーカイバーを持っていない人が書庫ファイルを展開できないことになります。そのため、アーカイバーの中には、自己解凍形式(圧縮したファイルの中に、展開に必要なアーカイバーの機能を入れておくことで、自動的にファイルの展開が実行できるようにしたもの)で、書庫ファイルを作成できるものもあります。
ちなみに、Windowsの場合は、通常の書庫ファイルの場合は、ファイルの拡張子(ファイル名で、ピリオドの後ろについている3文字のこと)がLZHやZIPとなっており、自己解凍形式の場合はEXEとなっています。 |
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●OSでの対応Windows98までは専用のソフトをインストールしないと全く対応不能でしたが、MeからZipがサポートされました。でも日本で多いLZHが未対応なので片手落ちとなっております。 |
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●圧縮フォルダ |
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WindowsMe/XPには「圧縮フォルダ」という,ファイルを圧縮,解凍できる機能が用意されている。しかし,ZIP形式しか扱えないのが欠点です。 ファイルの場所 \system32\zipfldr.dll |
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※解凍…フォルダをダブルクリックするだけ ※圧縮…圧縮したいファイルを選択/右クリック/送る/圧縮(zip形式)フォルダ |
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圧縮の方法をFLASHムービーで |
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●圧縮・解凍フリーソフト一番人気のあるフリーソフトはLhaca(ラカ)です。操作が簡単なのとdllファイルを必要としない事が受けているものと思われます。例えばLHmeltなどは本体のソフトの他、unlha.dll、unzip.dllなどのファイルが必要になります。 ※Lhasa32…LHA & zip のアーカイブファイルを解凍 |
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●圧縮・解凍のベストセラー商品(本、ソフトウェアー) | |||||||||||||||
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